ルネサンス期以前の音楽に関連するまとめ
オルガヌム:ポリフォニーの原点。初期のものは2声で、第一声が旋律を歌い、第二声がその4度上や5度上を歌うという形式。最初と最後はユニゾンであることが多い。それまではグレゴリオ聖歌に見られるように単旋律だった。1200年頃、サン・マルシャル学派・ノートルダム学派の二つの学派によって発展する。
ノートルダム学派の方は、レオニヌスやペロタンと言った作曲家で知られていく。またモテットなどを生み出す原動力にもなった。
モテット:ミサ典礼文以外の宗教曲を指す
レオナン(レオニヌス、レオニウスなどとも)
12cにノートルダム大聖堂で活躍。おそらく最初にリズム・モードを用いた作曲家。また、オルガヌム大全という曲集を書いた。
ペロタン(ペロティヌスとも)
1200年頃フランスで活躍した、ノートルダム学派の作曲家。3声・4声オルガヌムの先駆者。レオナンの曲を発展させたと言われている。
地上のすべての国々は Viderunt omnes、支配者たちは集まりて Sederunt principes などの4声オルガヌムを作った。
ナクソスに音源があったので音源を聴いてみたところ、現代での音遊びのような場面が多かった。あるパートがずっと伸ばし、その上で他のパートが上がったり下がったりするような。そして、時折単旋律になって、場面転換のようになる。
疲れたから今日はこのくらいで。