やこーさんの備忘録

音楽関連についての備忘録

ざっくりIsrael in Egypt解説

※死ぬほど雑にIsrael in Egyptの世界を説明します

旧約聖書について
旧約聖書はたくさんの本からできている。その中でも、律法(モーセ五書、トーラー)と呼ばれる5冊の本があり、順番に「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」である。これらは天地創造からカナン入植までの歴史を描いている。
モーセ五書の他にもネビーム、ケスビームと呼ばれる本の群があり、トーラーと合わせて頭文字をとってTNK(タナハと読む)として旧約聖書のことを呼ぶ。
旧約聖書は、新約聖書に対する旧約なので、新約聖書を使うキリスト教での呼び方であり、旧約聖書自体を聖典とするユダヤ教などではタナハと呼ばれる。

・忙しい人のための創世記
神が7日で天地創造します。アダムとイブ誕生。
アダムとイブが悪いことしてエデンの園を追放される。
地上で子供増やしてく。
何世代か後、ノアの箱舟の話があって、ノアの一族以外の人類が滅亡する。
ノアの何世代か後、アブラハムが神をめっちゃ信じたおかげでその息子イサクが祝福される。
イサクの子供のヤコブが色々あって12人の子供をもうける。
ヤコブの息子のうちの1人、ヨセフが色々あってエジプトの副王になる。
ヨセフが兄弟達やヤコブをエジプトに呼んで一緒に暮らす。めでたしめでたし。

ここから400年経って、出エジプト記の話へとつながります。ヨセフを知らない王がイスラエルびと(つまり、ヤコブの子孫達)をいじめるわけです。

モーセの話
モーセとその兄アロンとその姉ミリアムは預言者。色々あってモーセは王女に育てられる。
モーセとアロンは神に言われて、エジプトからイスラエルの民を脱出させ約束の地カナンへ行くように言われる。そしてエジプトからの脱出を交渉しにエジプトの王の元へ行く。
王に出エジプトを拒否されるが、いうこと聞かないと10個の災いが起きると予言。その災いは
・川の水を血に変える・蛙の大量発生・ぶよの大量発生・ハエ(アブ?)の大量発生・家畜に疫病を流行らせる・腫れ物を生じさせる・雹を降らせる・イナゴが作物を食い尽くす・暗闇がエジプトを襲う・エジプト人の第一子が皆死ぬ
の10個らしい。どれもやばそう。
それが実際に起こり、王はイスラエル人の出エジプトを許可。しかし許可を出した後気が変わって、戦車(馬車的なもの)率いる軍隊を追わせてモーセ達を追撃しようとした。
前が紅海、後ろが軍隊の状況で、モーセが杖をあげると海が割れて、イスラエル人は海を渡ることができた。王の軍は、戻ってきた海の水に飲まれて全滅した。
その神の所業を見た民衆は、神とモーセを信じた。

というような話が、エジプト脱出までの話。このあと、荒野で飢えたイスラエル人にパンを降らせたり(神共にいましての『天の御糧』の話)、泉作ったりいろいろして、山の上でモーセが神から十戒を授かったりする話に繋がる。

モーセは結局途中で力尽きてカナンには行けないけど、後継者のヨシュアがカナンに入る。この時いろいろ戦いがあるが、その戦いが多分ジェリコの戦いと呼ばれるものを含んでる(イェリコって書かれるけど。ジョシュア=ヨシュアで考えるとこの人もあの黒人霊歌に出てくる。)

他の詳しい話はぜひ各自調べてみてくださいな。